💵貯蓄・資産を増やす方法は3つある
毎月入ってくるお金と出ていくお金をしっかりと管理している人は、実はそんなに多くないかもしれません。会社員や公務員の方は給与明細を見ても毎月同じ金額が入ってくるので、ほとんど見ることもないでしょう。また、支出面においても一つ一つの出費を家計簿につけるのが面倒だし、几帳面な方は一つ計上し忘れただけでもストレスになり、長続きしないことが多いかもしれません。
まずは、大事なお金を増やしていく基本的な公式を押さえておくことが重要です。
基本公式 : 収入 ー 支出 = 貯蓄 × 投資利回り
①収入を増やす
②支出を減らす
③投資利回りを上げる
それくらいわかってるわ。それだけでお金が増えたら苦労しない。という声が多く聞こえてきそうですが、今一度整理してみましょう。
①収入を増やす→会社員や公務員の方であれば、昇級や残業、手当などを増やすことで収入を増やすことが一般的です。
②支出を減らす→固定費を見直し、支出に優先順位をつけ、低い順位のものからカットしていく。
③投資利回りを上げる→投資をしていない人にはイメージがつきづらいかもしれませんが、銀行に置いておくだけでなく、貯めたお金を債券や株式に投資をすることで、長期的に資産価値を上げたり、資産を分散させたりする。
収入を増やすのと支出を減らす効果はどちらが大きいの?
ここまでは誰もが当たり前だと感じているところかもしれません。それでは、ここで質問をしてみます。
Q:「収入を1万円上げるのと、支出を1万円下げるのではどちらが効果が大きいですか??」
ん?先程の公式に当てはめると収入をあげるのも支出を下げるのも同じ1万円で結果は同じじゃないか!?
仰る通りです。しかし、ここにはワナがあります。実際に検証してみましょう。
会社員A:昇給により、毎月の給与が1万円アップした。
会社員B:給与は変わらないが、支出を見直し、毎月の支出を1万円下げることに成功した。
会社員Aは毎月1万円×12ヶ月=年間12万円の収入が上がりました。
しかし・・・・収入が上がると同時に増えるものが大きく2つあります。税金と社会保険料です。
所得(収入ではありません)が年間330万円〜695万円の人は所得税が20%と住民税(税率は各地域による)が引かれますよね。
さらに、社会保険料として、健康保険、介護保険、厚生年金等が天引きされてしまいます。
つまり、12万円の収入をアップさせることができたとしても、実際の手取りは上記の通り満額は受け取れないということになりますね。
一方、会社員Bは毎月1万円×12ヶ月=年間12万円の支出に成功しました。
支出を下げたからといって、会社員Aのように引かれるものはなく、12万円分の効果がそのまま得られます。
また、優先順位をつけて支出をカットするので、無駄な飲み会や買い物を減らすことで有意義な時間を捻出することもプラスで効果があります。
会社員や公務員で、収入を1万円あげる努力を仮に毎日1時間×365日行ったとして、12万円を勝ち取ることができたとしても、年間12万円÷365時間=328円/h。つまり、時給328円の努力ということです。この努力を行ったとしても、会社の業績次第で報われないということもこの時代はよくあることかもしれません。
時間の使い方、お金の使い方は今後個人の時代になっていく際により考えていく必要がありそうですね。